■基本(まずは最低限ここはチェック)
- 10年名目金利
- 10年実質金利
- 金価格
- 新興国の株価指数
⇒短期ではなく中長期的にリスクオンなのかorオフなのかを見極める
■需給
- 代表的な指数の出来高
- CME先物ポジション
- マネーストック
⇒過去数ヶ月と比べてどう変化しているか。特に減少に注意
■センチメント
- VIX
- テスラ
- 日中の値動き
- WTI(原油先物)
- ビットコイン(BTC)
⇒マーケットにとってネガティブな材料が出たときの反応をチェック
■テクニカル
- ローソク足
- 移動平均線
- RSI
- MACD
- ボリンジャーバンド
⇒ポイントは短・中期トレンドの分析だと割り切ること
■基本
1.10年名目金利
- リスクオンかリスクオフかを探る一番ベーシックな指標
- 10年名目金利の上昇・下落は理論的に算出される株価を下げるし、上げる
- Fedの金融政策の影響を間接的に受ける
- Fedの新方針で将来の期待インフレが跳ね上がると10年名目金利も上昇する可能性あり
2.10年実質金利
- 実質金利とは名目金利から期待インフレを引いたもの
- コロナショック後の3/23以降、マイナス金利が常態化していった
- ”実質金利がマイナス”は株や不動産、金などの魅力が相対的に高まる
- 実質金利の上昇(プラス転換)は株価上昇のトレンドが止まる可能性を示唆する
3.金価格
- 利息がつかない金融商品
- 故に、ゼロ金利下、実質金利のマイナス金利下では圧倒的に魅力的
- ドルとの逆相関も知られる
- ゼロ金利が始まったリーマンショック以降、最強の投資対象かも。金価格のトレンド変調は株式市場の見通しも悪化させる可能性あり
3.新興国の株価指数
- ボラタイルな市場
- 理由は先進国に比べて市場のパイが小さいから
- 同じお金が市場から流出しても株価の下落率は高くなりがち
- 新興国株の下落が続くときは警戒しておく(そのうち先進国市場にも影響出てくるかも)
- まずは上海、香港、インド、ブラジルの4つで十分
■需給
1.代表的な指数の出来高
- トレンドが変わるときは出来高が増えるのが通常
- 出来高が少ないのに上昇率が高いときは強い相場という印象(個人的見解)
- 重要なのは、過去1ヶ月、半年などのロングスパンで比べて出来高が増えているか減っているか
2.CME先物ポジション
- ファンドのネットポジションが最も重要
- 一応、ロング(買い)、ショート(売り)の増減も見ておく
- 遅行性に注意する(火曜の数値が金曜の取引終了後に判明する)
3.マネーストック(M2)
- Fedの量的緩和のボリュームを数値で確認する指標
- 市中に流通するお金の量が増えれば結果的に株式市場に流れるお金も増える。結果、株価は上がる
- 「緩和する」とパウエル議長が口では言っててもM2はたいして増えてないなんてこともザラ
■センチメント
1.VIX
- VIXはオプション料(プレミアム)から逆算して算出するインプライドボラティリティ
- 買う権利だろうが売る権利だろうが、オプションが人気になれば(将来変動が大きくなると予想する投資家が増えれば)VIXは上がる
2.テスラ
- 足元の主に個人投資家の1番人気銘柄
- この銘柄がコケると含み損を抱える投資家が増えるのでマーケットのセンチメントは一気に悪化する
3.日中の値動き
- 寄り付き後の株価推移はセンチメントを探る上で非常に非常に(大事なので2回言います)重要
- 終値が前日から比べて上がった下がったとはオサラバしよう
- 極端な話、終値は前日比で下落していても、日中の安値から大きく切り返していればその日はポジティフだと言える
4.WTI
5.ビットコイン
「基本」で取り上げた新興国の株価指数と同じ理由。余裕があれば日々チェックする「基本」に格上げする
■テクニカル
1.ローソク足
2.移動平均線
- 1.と2.は実質セット
- テクニカル分析の基本
- 3.以降に進む前に1.2.を自分のものにする
3.RSI(アールエスアイ)
- 指定した期間のうち、値上がり幅の平均を値下がり幅の平均で割る
- 買われ過ぎか売られ過ぎかのヒントにする
- 30以下が過小評価、70以上は過大評価とされるが、使い方は自分オリジナルを作る
(45を下から上に突き抜けたら買いシグナルのヒントだと考えています)
4.MACD(マックディー)
- 移動平均線の一種
- 指定期間の単純な平均ではなく、直近のデータのウエイトを高くしたもの
- 変動の激しい動きを見せる銘柄との相性が良い(個人的見解)
- 変動が激しいかどうかは次のボリンジャーバンドで判断する
5.ボリンジャーバンド
- 移動平均線と標準偏差(バラツキ)を組み合わせた指標
- 平均を中心に全体の68%のデータが入る距離を1σ(シグマ)、約95%が入る距離を2σとする
- 株価が1σ、2σとの比較でどの位置にいるかを売り買いのシグナルとする
- 順トレンドで使う方が難易度は優しい(個人的見解)